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販売管理システムとERPパッケージの違いとは
一般的に販売管理システムは、主に販売業務・購買業務とそれに関わる債権債務、および在庫業務の情報を管理するシステムのことを指します。
■販売管理システムとは
販売管理システムは、得意先から注文を受けて(受注)から、売上・請求・入金までの販売/債権管理業務と、仕入先に品物を注文(発注)してから入荷・仕入・支払の購買/債務管理業務、それに関わる棚卸しなどの在庫を管理する機能となります。
■ERPとは
これに対してERPとは「Enterprise Resources Planning」の略で、「販売業務」「物流業務」「生産業務」「会計業務」「人事業務」などを経営資源の有効活用の観点から統合的に管理し、経営の効率化、業務の効率化、情報の一元化を図るための手法のことで、ERPパッケージはこれらを管理する統合基幹システムのことを指します。
ERPには、販売管理業務も含まれています。
■販売管理システムとERPの選定方法
販売管理システムとERPのどちらを導入すればよい、と一概には言えません。管理したい範囲や、現在導入しているシステムを考えて選定していくのが良いでしょう。
「会計システム」や「生産システム」「人事労務システム」などは現状導入しているシステムのままで、販売業務のシステムのみを見直したい場合は販売管理システムから選定するとコストが抑えられます。
逆に、ERPに含まれるいくつかの業務を合わせて見直したい場合は、ERPパッケージから選定するとそれぞれの業務の様々なシステムをバラバラに検討し導入するよりも、データの連携などを新たに考える必要などがなく、導入がスムーズに行くと考えられます。
■販売管理システムとERPの導入メリットによる違い
販売管理システムの導入メリットとしては、「販売情報の業務負担軽減」「データ分析による販売戦略に確率」「販売業務でのミス軽減」「販売業務に関する全部門での情報共有」などがあります。
一方、ERPの導入メリットとしては、「情報の一元化による業務負担の軽減」「リアルタイムデータによる正確な経営判断に役立つ」「経営層の意思決定画早くなる」などがあります。
■導入にお困りの方は
また、ERPパッケージと販売管理システムそれぞれに、個別の業種向けパッケージがある製品もございます。そういった業種向けパッケージを利用したり、それにあわせて業務を少し見直したりすることで、カスタマイズしない、もしくは最小限にした形でシステムを導入できるといった事例もございます。
システムクレイスの販売管理選定支援サービスでは、業種向けパッケージも含めた業務にフィットした製品の選定もお手伝いさせていただいております。