一問一答

販売管理システムの見直しや導入を検討されているお客様より、当社にもクラウド版とオンプレミス版との違いのご質問を多くいただきます。オンプレミス版と比較した、メリット／デメリットについては、大きく分けると以下のような点となると考えられます。

■クラウド版の販売管理システムのメリット
・ 社外からのアクセスが可能となる。
インターネットに接続できる環境があれば、社内だけでなく、社外からもシステムにアクセスし､機能をご利用いただくことが可能なのが、クラウド版の大きな特徴となります｡
昨今、リモートワークを導入されているお客様も多く、そういった場合は出社しなくてもリモートで業務を行うことが可能です｡
社内環境にアクセスするためにVPN(※)など、インフラ環境を整備する必要もありません。
※VPNとは、インターネット上に特定ユーザーのみが利用できる仮想のネットワークを構築し、通信内容を暗号化する仕組みです。

・短期間／低コストでの導入が可能
一般的に、クラウド版の販売管理システムは、オンプレミス版よりも短い期間でシステムを導入することが可能となっているケースが多いです。また、クラウド版の販売管理システムは、オンプレミス版よりも導入時は比較的安めのご費用でシステムを導入することが可能となる場合も多くございます。
※カスタマイズを行う場合は、別途開発基幹が必要となります。必要な期間やご費用については、要件をお伺いしてから御見積となり、カスタマイズ内容によって異なります。

・自社でサーバーの管理を行う必要がない。
情報システムの部門が無い客様から、サーバーの管理をどうするかというお悩みのご相談もお聞きします。クラウド版の販売管理システムの場合、クラウド上にあるサーバーに構築された販売管理システムを利用することとなりますので、自社でサーバーを管理することはなくなるため、このようなお悩みから解放されます。

■クラウド版の販売管理システムのデメリット
・社内／社外を問わずインターネット環境が必須
クラウド版のサービスを利用するため、インターネット環境が必須となります。インターネットへの接続やWi-Fiの電波障害などに問題が発生した場合、クラウド版の販売管理システムは利用ができなくなります。
これは、社外からのアクセスだけではなく、自社内であっても同様です。
オンプレミス版で自社内にサーバーを置いて運用する場合は、このような心配はありません。

・ランニングコストを含めると、オンプレミスよりコストがかかる可能性も・・・。
一般的に、クラウド版の販売管理システムは、ご利用のユーザー数で月額の費用が決まるケースが多いです。ご利用年数やユーザー数によっては年数が経過したときに、ランニングコストを含めたトータルのコストが、オンプレミス版よりクラウド版のほうがかかってしまうケースもあります。
※前述のメリットの記載した低コストで導入可能、という話と食い違ってしまうようにも見えますが、あくまでライセンス形態によるところもございますので、こういったケースもあります、という例となります。

・自社でシステム（サーバー）の管理を行えない
自社内にサーバーを置いてシステム利用環境を構築しているオンプレミス型と異なり、クラウド版の販売管理システムはシステムでなにか障害が発生した場合、サービスを提供しているシステム会社の対応を待つ必要が発生いたします。

システムクレイスの『販売管理選定支援サービス』は、上記のようなポイントを踏まえて詳しくヒアリングさせていただき、クラウド版／オンプレミス版ともお客様のニーズに合ったシステムの選定のご支援を行っております。
是非サービスの御利用を御検討ください。
販売管理選定支援サービスの詳細はこちら